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■あかもくって何?

「あかもく」をご存じですか?ワカメ、メカブ、コンブなどと同様、褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)に属する海藻です。松島湾のような栄養塩に富む浅海が生育に適していて、生命力がとても強く、長くなると7mぐらいにまで成長します。東日本各地の沿岸に分布しており、地域によって、「ギバサ」(秋田)や「ギンバソウ」(山形)、「ナガモ」(新潟県)などと呼ばれ、食されています。


◆あかもくがメジャーな秋田県

秋田県地域では、海藻といえば“ぎばさ"といわれるほど、あかもくが海藻として一番好まれているようです。食用とされる海藻は、主に晩秋から春にかけて育ちます。でも、日本海に面している沿岸海域は、厳しい冬の季節風の影響で風波が強すぎて、わかめや昆布などが育ちにくく、海藻が希少なものであったと考えられます。そのため、八森地先の磯に育つあかもく(=ギバサ)が、昔から食用として珍重されてきたと推測されているのです。

◆太平洋側では駄目な海藻!?

宮城県地域では、わかめ・昆布などの海藻が豊富であるためか、元来あかもくは食用とされてきませんでした。それどころか、流れ藻として刺し網や養殖施設に絡み付き、厄介な“邪魔モク"と言われてきたのです。漁業者からはバツモと呼ばれ(バツは駄目の意)駄目な藻とされたり、藻くずとして畑の肥料に用いられていました。

しかし、神聖な儀式に使われる海藻でもあります。宮城県の塩竈市にあるお釜神社(海水を煮て塩をとる方法を教えた神とされる塩土老翁神を祀る)には藻塩焼き(もしおやき)という神事があります。積み重ねた海藻に海水をかけて煮詰め、塩を採るもので、その際にホンダワラやあかもくが使用されています。

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